新たなエンゲージメントエンジンの推進

お客様と共に課題解決や検証を行うことで
成果をあげながら、当社の知財も充実させていきます

2020年に開設した「Lab as a Service(LaaS)」はコロナ禍においても想定以上の利用があり(58件、うちお客様利用11件)、ベンダーからのサポートを受けて提供メニューも充実させることができました。LaaSの特長は、実際のマルチクラウド環境下においてICT 利活用のさまざまな検証ができる点にあります。通常、検証を行う場合にはお客様側でテスト環境を用意するのが一般的ですが、LaaSを活用すればその必要はなく、お客様の負荷を軽減することができます。

LaaSの利用が成約につながるケースも生まれています。例えば、電子版のサブスクリプション契約が伸びている出版業のお客様のケースでは、クラウド上の配信システムにセキュリティの向上や管理・運用の利便性、拡張性が求められていました。この課題に対してクラウドガバナンスを早急に強化するべく、LaaSでのPoC(Proof of Concept:新しいシステムや技術の導入にあたり、プロジェクト開始前に試験的な環境を用意し、実現可能性や効果を検証すること)を行いました。本件では、SaaS(Software as a Service)を活用したソリューションに向けてLaaSの利用を提案することで迅速な意思決定が可能となり、お客様のビジネス速度を低下させることなく、スピーディーな課題解決に至りました。

クラウドガバナンス強化におけるLaaSの活用事例(出版業)

同じく2020年に立ち上げた「ネットワンブリーフィングセンター(nBC)」では、お客様のDX課題解決に向けて、方針策定やアーキテクチャ・デザイン、移行計画などの具体的なプランを、双方向のコミュニケーションを図りながら検討・提案しています。一般的なコンサルティング会社との違いは、実現可能なシステムを提示する、つまりリアリティを重視している点にあります。戦略ベンダーから協力を受けたOutcome-Focused Approach(最も重要な領域を特定して効果的な解決策を提供する手法)の導入やファシリテーション力の向上により、システム構築だけにとどまらない、お客様のビジネスの成果につながる提案を行っています。2020年度にはコロナ禍でも14件の利用があり、システム導入に向けた案件化も始まっています。

LaaSもnBCも、お客様にとっては課題解決のための指針決定やICT投資計画の検討を可能にするものであり、当社にとっても市場ニーズの把握や技術知財の蓄積につながる、統合サービス事業のエンゲージメントエンジンとなっています。