事業環境認識と機会・リスク

ポストコロナ、さらにその先を見据え
ネットワン自身の変革をスピードアップさせていきます

新型コロナウイルス感染症の発生により、事業を取り巻く環境は激変しました。グローバルなICT市場においても、お客様、ベンダー、パートナーそれぞれと今後どのようにエンゲージメント&コラボレーションを実現させていくかは大きな議論になっています。対面での会話や折衝が減り、エンジニアの業務スタイルも変化している中で、いかにしてお客様のライフサイクル全体にコミットしていくか。それにはリアルタイムの情報提供や支援体制の構築など、ビジネスの上流から下流まで全方位のデジタル化が急務です。LaaSやnBCは、コロナ禍を受けてオンライン化を加速させました。いかなる場所・環境・システムでも障壁を感じず、スムーズにつながることができるデジタル社会に向け、現在進行形でノウハウを蓄積し続けています。

10年先を見据えた時、システムインテグレーターとして現状のビジネスモデルに甘んじていては、将来がないことは明白です。標準化・自動化が加速すれば、人間が単純な設計・構築・保守を担うビジネスは衰退していきます。一方、マルチクラウド化に伴う、より高度なセキュリティ・技術・サービスに対するニーズの高まりが、新たなビジネスチャンスを生んでいます。つまり今、この瞬間にサービスシフトを実行し、高い品質を持ってお客様のライフサイクル全体に関わるビジネスモデルを構築することは、生き残るためには不可欠であると同時にさらなる成長に向けた変革のチャンスでもあるのです。当社はすでに、その一歩を踏み出しています。

一方、リスク要因としては、当社自身の変革スピードが挙げられます。今後は最も作業時間を要している設計・構築フェーズを自動化し、エンジニアはより高い価値を生む業務にフォーカスしていく必要があります。優秀な人財ほど複雑な要求を実現してしまうものですが、標準的なコンポーネントを組み合わせればこれまで以上に障害のリスクを減らすことができ、またコストも抑制できることを確認しています。これを実証するべく、2021年度は標準化したメニューのタリフ化(価格設定)を進めていきます。同時にカスタマイズが必要な案件については、提案時から要件や品質に関するレビューを行い、トラブルを未然に回避する体制としていきます。さらにこれらを総合的に進めるべく、社員のマインド変革も図っていきます。