新中期事業計画によせて

新中計 策定までの関わり方

河上:社外取締役はオブザーバとして新中計の策定会議に全員出席しています。特に、新中計策定年度は密な討議となり、その他の年度は中計のフォローと変更点討議が中心となります。業務執行側と密に接点を持ち、考え方が異なる場合や、追加の検討が必要なケース、責任の明確化を要する場面で、参考意見として発言を行い、相互に理解、納得して結論を得るという過程を経て、新中計が策定されています。

今井:基本的にオブザーバの立場で居続け、若い社員の意見についても止めず、聞き役でいます。さまざまな会議に出席すれば、社内にどのような人財がいるかもわかりますし、専門用語もその場で吸収できます。時には、「前職ではこういう時にどう考えていたか」「ネットワンの特徴は何か」などと逆に質問されることもあり、適宜お答えしています。
 

西川:会議自体は私たちへの情報提供の場であり、策定作業そのものに関わることは、私たち社外取締役が自制すべきことです。勿論、過程の段階で既に悪いことが予見されるならストップをかけるべきですが、距離感が難しいところでもあります。
 

早野:新中計策定期間、オフサイトの場についても可能な限り出席しました。議論されてきたことはわかってきましたし、取締役会で顔を合わせる役員だけでなく、その下の、次の幹部候補の方々も見せていただけた、という観点では有用だったと感じています。

河上:中計策定の場以外でも、他の会社で一般的に常務会と呼ばれる経営委員会に、月2回、出席しています。こうした場でも、より多くの社員を知ることができているのではないかと思います。その上で、一般株主の保護という立場からも発言しています。
 
また、年に2回お客様の経営層を対象としたイベントがあるのですが、そこでお客様へのご対応もしています。お客様と直接お話しさせていただける機会となっているほか、そこで開催されるセミナーで最新の知見を得ることができています。
 

西川:他社の社外取締役の方々も、取締役会の出席だけでガバナンスを評価されるのは大変だろうと思います。オブザーバとして、その場にいられることは、会社の現状と将来についての構想を理解するのにとても有用だと感じています。